7月31日に福島県鮫川村で行われたパワーエンデューロに参加した。
今回のレースはぼくにとって初めてのチーム戦だ。
チームは大ベテランの島崎さん、ベテランの平田さん下っ端のぼく。
チーム名は八木軍団。
下っ端なのにリーダー??というお祭りムードのチームだ。
最初はぼくが一番手ということだったが前日の雨によりコースは最悪の状態。
そこで島崎さんが状況確認を兼ねて一番手に。
スタート直後のヒルクライムで大渋滞。
そのヒルクライムを見届けてぼくはピットにもどり出動の準備。
そうこうしているうちに二番手のぼくの出番がやってくる。
島崎さんからのアドバイスと笑顔をもらい発進。
不安と恐怖とほんのちょっぴりのわくわく感を胸に走り出す。
ピットロードからコースに合流する部分でスタッフに止められる。
赤旗で再スタートだそうだ。約30分の中断・・・。
どうやら半数(100台近く)が最初のヒルクライムを超えられなかったためらしい。
いまさらながら島崎さんのすごさに感動する。
・・・再スタート、10秒おきに一台ずつ発進する。
曲がり、登り、下りとひたすらこなしていく。
コースが変更になったため難所という難所はなかった。
途中で島崎さんのアドバイスを思い出し、キャンバーの上りも問題なくこなす。
決して早くはないけど着実に走れた。コースの終わりごろには緊張からくる力みも
取れてきた。
無事に1週を終えて三番手の平田さんに交代、うまく説明できなかったけどコースの
状態を伝えた。平田さんの出発後、島崎さんと状況について話し合う。
ライダーが一順し一番手の島崎さんに。
そこでぼくたちのレースは終わった。
クラッチが焼けた。
なんかホッとした。不安と恐怖から開放されたからだ。
いつもならそれで終わりだけど今回はくやしさがあった。
ぼくの中でほんのすこしだけど何かが変わった。
「まだ、走りたい。」
島崎さん、平田さんからもらったアドバイスを生かしたい。
マシントラブルでのリタイヤではじめて知ったくやしさ。
と、レースは終わったのだが、ここからもう一つのレースがはじまる。
泥沼と化した駐車場からトランポを引き上げるのだ。
見ず知らずのライダー同士が助け合い車を引き上げる。
本来ならば主催者が手を打たなければならないことかもしれない。
数々のアクシデントのため主催者が後手にまわる中、だれがはじめたのか
わからないが車を人力で押し上げはじめた。
徐々に人が集まり、他人の車が沼から脱出したときに自分のことのように喜ぶ。
エンデューロ界のトップライダー石井正美氏もその中で一緒に泥まみれになっていた。
自分達の車が脱出できても手伝いに戻ってくる人。
人間の美しく素晴らしい部分を見ることができた。
とってもすがすがしい気持ちになれた。
今回の8耐は否定的な意見がとても多い。
そんななかでもいい経験ができたんでぼくは楽しかった。

